電子書籍化のススメ

モノクロ(グレースケール)の明るさ・コントラスト

グレースケールでスキャンしたときの「明るさ・コントラスト」の設定によるスキャン結果の比較です。


古いコミック雑誌をグレースケールでスキャン

カラーと同じくコントラスト1~7段階と、明るさ1~255の間で一番キレイに読み取れる設定を探します。

テスト画像はA4の古い雑誌を200dpi、PNG形式でスキャンしたものを800pixにリサイズしたものです。
※クリックで拡大

明るさ
コントラスト
3 4 5 6 7
50
75
100
125
150
175
200
画像が斜めになっているのはスキャンの仕方が悪いのではなく、元の雑誌の印刷が斜めだったからです・・・ あとページ上にある黒いラインは何度もスキャンをしたためについたスキャナー本体のローラー跡です。(これもADFスキャナーの欠点です)

白とび、黒つぶれ、裏写りなしで一番良い状態を探すと
・日焼けの黄ばみを飛ばすために明るさが必要
・白とびを防ぐため、コントラストも必要
結果、コントラスト6、明るさ150くらいがベストでしょうか。

裏写りを少なくする設定を探すのが面倒な場合は、「裏写り無し」にチェックを入れると良いです。
裏写り無しのレビュー

古い文庫のスキャン

きれいに文字だけを抜き出せる設定を探します。
※クリックで拡大

明るさ
コントラスト
3 4 5 6 7
50
75
100
125
150
175

写真や濃淡のあるコミックはコントラストの数値が高くなるほど全体的に濃くなりますが、文章のみの場合、明るさが125を超えたあたりから背景の色を飛ばして文字だけをくっきりさせることができます。

文字の見易さは、PDF化するとまた違ってきます。
PDFでOCR化した文字は薄く見えるため、テストスキャンするときはPDF化してベストな設定をさがすのが確実です。


Canon DR-C240 レビュー

ADFスキャナー 導入に向けて




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