電子書籍化のススメ

影消し、裏写り、モアレの設定

スキャンモードの設定にある 「画像処理」 のレビューになります。
>スキャンモードについてはコチラ


影消し

スキャンした画像の上下に黒い線(影みたいなもの)が入ることがありますが、これを除去するかどうかの設定です。

チラシをスキャンした結果、左上の赤枠を拡大すると
影消し:OFF
上部に影(黒い線)が入る
影消し:ON
影が取れる

黒い線はくっきりと入る事も多いので、影消しは常にONがお勧めです。
黒い影を消した分、多少ラインに不揃い感が出ますが、拡大しなければ分からない程度です。

モアレ除去

印刷物をスキャンした時に出るザラザラ感です。

上のチラシから、ガンダルフのヒゲのアップ
モアレ除去:OFF
ざらざら感有り

モアレ除去:ON
モアレが消えてサラサラに

写真はモアレが無い方がキレイに見えますが、モアレ除去は荒れた部分をぼかしてキレイに見せているため、文字などシャープな部分を拡大してみると、縁取りがぼんやりした感じになるのが分かります。
 
モアレ除去:無し

モアレ除去:有り

本やコミックなどテキストがあるものは、OFFにしないと滲んでしまうことがあります。
特にコミックでは細かなトーンがつぶれるので、OFFがベストです。
モアレ除去の最大の欠点
読み取り速度が遅くなる・・・恐ろしいほど遅くなります。
A4 1枚のスキャンに約30秒 PCに読み込むのにさらに約20秒
表紙のスキャン程度なら耐えられますが、本1冊となると時間がかかりすぎて実用的ではないです。

上のチラシのオリジナルの画質
(300dpi JPGでスキャン後、見た目に影響がないレベルで圧縮しています)
モアレ除去OFF (モアレがある状態)  
モアレ除去ON (モアレがない状態)  

拡大して見なければ、モアレも目立たないです。
どちらを選ぶかはお好みで・・・

裏写り除去

自動でコントラストと明るさを調節する機能です。
ONにすると手動で設定した設定は無効になります。
裏写り除去:OFF
手動でコントラスト4 、
明るさ125でスキャン

裏写り除去:ON
自動で調節されたもの


裏写り除去をONにすると、かなり明るくなります。
裏写りの他に、日焼け跡などの汚れもきれいに除去されますが、全体的に薄く感じます。

OFFの場合だと、日焼け跡と裏写りしているのがよく分かります。

手動で設定する場合、調整すれば改善することができます。
下の画像はコントラスト6 、明るさ150に設定。

 

何度もスキャンして試す手間は掛かりますが、慣れてくるとだいたいの目安が分かるようになってきます。



Canon DR-C240 レビュー

ADFスキャナー 導入に向けて




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